那覇空港方面から、ずっとビル街を縫うように走り抜けてきたモノレール。坂を登って市立病院前駅に到着すると、ひと目で視界が広くなったことに気づきます。まっすぐ伸びるレールの先には青々とした東シナ海。一方の山側には、南国の植物が生い茂る公園や史跡も。駅とそのすぐ周りで、沖縄らしい風景を満喫できました。
市立病院前駅
しりつびょういんまえ
- 那覇空港からゆいレールで24分。中心街や新都心エリアを抜け、首里の丘へと駆け上がり始めてまもなく、市立病院前駅に到着します。
- ホームの眼下に見えるのは、那覇の街並みと東シナ海。
- ホームはよくある形の島式ですが、ガラス張りの妻面もあって、北から西にかけて開放的な眺望が広がります。
- ガラス越しには、海のほうへとまっすぐ坂を下るレール。すぐ真横を列車が抜けていく様子も壮観です。モノレールとはいえ、レールの先に見える水平線は旅情を誘います。
- 一方の東側には、すぐ近くにこんもりとした緑。
- その正体は、山の尾根からふもとにかけて広がる 末吉公園 です。せっかくなので、後ほど訪れてみます。
- 駅名にもある那覇市立病院は駅のすぐ南側にそびえ立っています。
- 市立病院前駅の標高は40mですが、隣の 儀保駅 はさらに高い約90m。たった一駅で50mの標高差を駆け上がります。ちなみに、儀保駅も海の見える駅です。
- 改札を抜けて駅の外へ。出てすぐ右側の通路は那覇市立病院に直結しています。
- ゆいレールの駅の改札口ではシーサーが見守っています。また全駅が有人駅のため、シーサーだけでなく駅員さんも見守っています。
- 駅前からも、海まで抜ける清々しい景色。
- ゆいレール沿いの県道には、飲食店や郵便局をはじめ、数々のお店が立ち並びます。
- 地上に降りてみると、病院の近さがいっそう良くわかります。
- そのまま病院とは反対側にある末吉公園へと向かってみます。市立病院前駅からは、静かな住宅街またはゆいレール沿いの県道を歩いて5分ほどの距離です。
- 末吉公園に一歩足を踏み入れると、そこらじゅうに南国らしい植物。緑豊かな公園からは、市立病院前駅もはっきりと見えました。
- 磴道の上に建つ拝殿。末吉宮の遺跡は第二次大戦によって破壊されてしまったため、こちらは復元されたもの。朱色が目に鮮やかです。
- 拝殿は見晴らしのよい高台にありました。
- 眼下には改めて市立病院前駅と、那覇の街並み。その先には西日を受けて光る海もちらり。ちなみにこの後、山の上にある大名口参道を通り、隣の儀保駅へと向かいました。なお、末吉宮へのアクセスは こちら が参考になります。