湘南江の島駅 しょうなんえのしま 湘南モノレール 神奈川県藤沢市(Open in Google Maps) 大船駅からモノレールに乗り込み、住宅街の上空を快走すること14分。トンネルを抜けた先に待つ終着駅が、ここ湘南江の島駅です。ビルの5階にあるホームの窓の向こうでは、相模湾がお出迎え。さらに改札を通ると、海と湘南の街並み、そして富士山を一望できる展望台がありました。 訪問:2022年1月(一部は2006年10月) / 更新:2022年1月16日 ビルの5階、地上およそ15mにある湘南江の島駅のホーム。その大きな窓からは…船の行き交う相模湾が見えました。よく見ると、相模湾の向こうには三浦半島も。葉山のあたりと思われます。湘南モノレールは日本でも珍しい懸垂式モノレール。そのため線路、もとい存在感のある「桁」がホームのあるフロアの頭上を貫きます。1本の桁を挟んで、降車専用と乗車専用の2つのホームがある構造。そこに、3両編成の列車が滑り込みました。本数は早朝と夜遅くを除いて7〜8分に1本。休日の夕方ということもあり、続々とやってくるお客さんを乗せて、すぐに折り返していきました。駅のすぐ山側には「片瀬山」あるいは「目白山」や「竜口山」と呼ばれる丘陵地があり、モノレールもすぐトンネルへと入ります。このトンネルの向こうにある隣の 目白山下駅 も海の見える駅です。ホーム端のベンチには、湘南モノレールのキャラクター「しょもたん」がマスクを付けて座っていました。冬の午後4時前。夕日の差し込む改札口を抜けて、外へ。夕日の差すほうを見ると、そこにはルーフテラスがありました。営業時間は5:25〜23:00とのこと(2022年1月の訪問時)。正面にはなんと富士山。周りの建物より高い湘南江の島駅は、とても開放的な展望台でした。屋内のホームとはまた違った、広くて気持ちのいい夕暮れの空。左手には相模湾も見えます。この日は夕暮れでしたが、昼間の青空に映える富士山もきっと美しいことでしょう。ちなみに、このルーフテラスからの富士山の様子は、ライブカメラ でも見ることができます。足元には、江ノ電の線路と、江の島へと続く商店街。江の島の姿は、マンション群に阻まれて見えませんでした。江の島を見るなら、江ノ電の 鎌倉高校前駅 がおすすめです。ルーフテラスの入口から改札のほうを振り返ると、列車がすぐ目の前に。列車からテラスまで数十秒で出られる距離です。2018年にリニューアルされた駅ビルの中には、クリニックやジム、美容院など複数のテナントが入っているほか、プラレールや湘南モノレールの沿革が展示されているコーナーもありました。駅ビルの中からも、ところどころガラス越しに海が見えました。エスカレーターで1フロアずつ降りながら地上へ。リニューアル後には江の島口、藤沢口、鎌倉口の3つの出口が設けられました。江の島口はこの通り、おしゃれな吹き抜けになっています。江の島口側から見た、湘南江の島駅の外観。「M」のロゴの上にあるスペースがルーフテラスです。リニューアルされる前、2006年10月に撮影した外観(現在の藤沢口側より)。かつてエレベーターはなく、エスカレーターも一部の階のみでした。海に近いだけあって、駅前には海産物のお店。この背中側には江ノ電の江ノ島駅があります。小田急の片瀬江ノ島駅は徒歩10分ほどです。