数あるJRの駅で、日本最西端にある佐世保駅。アーチ状をした瀟洒な窓の向こうには、港が広がります。商業施設が立ち並び、多くの人が行き交う街の姿に最果て感はありませんが、秋の西日に照らされた海が、確かに郷愁を感じさせてくれました。
佐世保駅
させぼ
- 佐世保駅は、長崎県第2の都市、佐世保市の玄関口。2001(平成13)年に高架化されたホームは天井も高く、瀟洒で広々。博多方面へ向かう特急「みどり」を待つ乗客の列と相まって、ターミナル駅の風格を感じます。(2016年11月)
- 8つの乗り場を擁する大きな駅ながら、西を向くと、ガラス越しに海が見えました。佐世保湾です。なお、最も海寄りの5・6番ホームは2020年8月以降使用されなくなり、閉鎖されているようです(参考)。(2016年11月)
- 佐世保港が至近ということもあり、船がときおり行き交っていました。(2016年11月)
- こちらの窓からは、厳めしい船も間近に見えました。後でそばに行ってみます。(2016年11月)
- 南の早岐寄りまで歩けば、ガラスの壁もなくなります。向かいのシルエットは俵ヶ浦半島。その上を横切るのは西九州自動車道です。(2016年11月)
- ホームを結ぶコンコースは、列車が来ない間は閑散としていました。正面には佐世保バーガーの専門店「ログキット」。(2016年5月)
- 改札前にはこんな看板もありました。そういえば、佐世保駅はJRで日本最西端の駅。しかし、最果て感がまったくありません。(2016年11月)
- 佐世保駅の山側にある、東口を出てみました。大きなロータリーに、新しいマンション群。やはり、立派な都市の玄関口という様相です。(2016年11月)
- 大きなアーチが印象的な、東口の駅舎。商業施設「えきマチ1丁目」も隣接しています。(2016年11月)
- こんどは、駅を通り抜けて反対の「みなと口」へ。出口を抜けるやいなや、道路を挟んだ向こうに港が見えました。(2016年11月)
- 駅の窓から見えた船は、海上自衛隊の多用途支援艦「あまくさ」でした。天然の良港だった佐世保には明治時代に海軍工廠が置かれ、今でも海上自衛隊と米軍の基地があります。(2016年11月)
- みなと口側にも「させぼ五番街」をはじめとする商業施設が立ち並ぶほか、複数の旅客船ターミナル もあります。(2016年11月)
- みなと口の駅舎もアーチが素敵。軍艦の浮かぶ港に、頭上を自動車道が横切るというシチュエーションは、横須賀駅 を彷彿とさせます。(2016年11月)
- ホームに戻ると、海面が秋の西日に照らされて、いっそう眩しくきらめいていました。(2016年11月)
- にぎわう街の中で、陸の端を意味する海と、隣駅の片方ない駅名標が、ここは果てなんだと静かに訴えているかのようです。(2016年11月)