名古屋からまっすぐ南に伸び、伊勢湾と知多湾を分かつ知多半島。その西側、伊勢湾沿いに上野間駅があります。高架にあるホームへ降りると、一軒家の連なる住宅街の向こうに、伊勢湾がうっすらと広がります。夏の夕暮れ時、ちょうど雲間から夕陽が差し込み、1kmほど先にあろう海面を眩しいほどに照らしていました。
名鉄名古屋駅から特急で約50分。本数は1時間に3本。無人駅。
上野間駅
かみのま
名古屋から1時間足らずの場所にある上野間駅。ベッドタウンだけあって、辺りは閑静な住宅街です。
眼下に建ち並ぶ住宅は、そのほとんどが三角屋根の2階建て。不思議なくらいに高い建物がありません。中部国際空港（セントレア）も近いため、空港に降り立つ飛行機も見られます。
名古屋港もある伊勢湾では、多くの船舶が行き交います。- 屋根のほとんどないホームは、空と一体となった景色を生み出します。光芒が秒単位で形を変えながら海を照らす様子は、実にドラマチックでした。
- 無人駅ではありますが、名古屋圏ということもあり、ICカードに対応した自動改札機が置かれています。
- 駅前には目立ったお店もなく、実に静か。
- 全体的に無機質な駅ではありますが、駅前のロータリーには緑が広がっていました。
