河津桜の並木道で有名な河津駅からひと駅、北東にわずか1kmほど。今井浜海岸駅は、山に囲まれた小さな谷間にあります。標高約25mのホームから見下ろすのは、駅名と同じ「今井浜海岸」。遠くには利島や同じ伊豆半島の爪木崎も見えました。眼下には「歓迎」のアーチ看板。辺りには宿も点在し、ひっそりとしたリゾート地といった印象です。
今井浜海岸駅
いまいはまかいがん
熱海駅から普通列車でおよそ1時間半。今井浜海岸駅は特急も停車しない無人駅です。写真奥にある山の向こうには、河津桜で有名な河津の街が広がります。- ひっそりとしたホームですが、河津寄りまで歩くと眼下には相模灘。標高およそ25mのちょっとした展望台です。
- 谷に架かるようにホームが設けられていて、下には山側の病院へと続く道路が通ります。
- 南の方角をよく見ると、伊豆半島から突き出た須崎半島の最東端にある 爪木埼灯台 と、爪木島が見えました。
- 見下ろせば「ようこそ今井浜温泉へ」のアーチ看板。小ぢんまりとした谷ですが、周辺には温泉宿がホテルが点在します。
- 南国風のかわいらしい駅舎を抜けて外へ出ようとしましたが…
- ちょうど駅舎脇のベンチ越しにも海が見えました。
- 今井浜海岸駅の駅舎は、2006（平成18）年に建てられたものだそう。2021年からは無人駅になっていますが、2013年の訪問当時は有人駅でした。
- 駅舎のすぐそばには、線路の山側にある伊豆今井浜病院とを結ぶエレベーター付きの跨線橋。なかなかの存在感です。
- 駅前を少しだけ散策してみます。こんなアーチ看板に歓迎されるだけで、昭和からの温泉街に来たのだとしみじみ感じてしまうから不思議なものです。
- 駅から海にかけては急な坂道、あるいは階段が続きます。ちょうどアロエの花が咲いていて、プチ南国情緒。
- 海岸には最高の「AA」ランクの水質という 今井浜海水浴場 の砂浜が広がります。そこまで下りたかったのですが、帰りの時間が近づいたのでやむなく駅へ。夕暮れの海面で揺れ動く波の影が印象的でした。
- ここから熱海駅までは、また1時間半の距離。伊豆半島の大きさを実感せずにはいられません。
