浅虫温泉駅 あさむしおんせん 青い森鉄道 青森県青森市(Open in Google Maps) かつて「東北の熱海」と呼ばれたという、青森県の浅虫温泉。その玄関口である浅虫温泉駅に降り立つと、青森湾越しの岩木山が出迎えてくれました。さらに、駅を出て人道橋に上がれば、温泉街と青森湾のパノラマビュー。温泉に入る前から十分に癒やされる美景です。 青森駅から20分。本数は1時間に1〜2本。有人駅。 訪問:2017年5月 / 更新:2018年6月16日 浅虫温泉駅は、1891(明治24)年開業という歴史ある駅。かつてはJR東北本線の駅でした。東北新幹線の全線開業に伴って、JRから青い森鉄道に移管。新幹線開通前は特急も停車していましたが、今はほぼ普通列車のみがやってきます。訪れたのは5月。ホームの花壇にはチューリップ。ホームからは、陸奥湾の内湾である青森湾と、対岸の津軽半島が見えました。駅の北東には釣鐘型の「湯の島」が見えます。海岸からは800mほど。跨線橋に上がれば、窓から青森湾。この日は空気も澄んでいて、南西の方角に「津軽富士」こと岩木山も見えました。駅舎の中には、ストーブを囲む待合スペースが。売店兼カフェの「モーリーズカフェ」もあります。旧国鉄を思わせる、風除室付きの平屋の駅舎。写真左奥の人道橋に上がってみます。駅の東西を結ぶ、人道橋の「ゆうやけ橋」。青森湾を一望できる視界の広さが気持ちいいです。南を向けば、眼下には駅と温泉街。駅前には、足湯(写真右奥)もあります。列車待ちの時間も苦になりません。青い森鉄道と並行するように、国道4号線(奥州街道)が通っています。国道沿いには「道の駅ゆ~さ浅虫」があり、ゆうやけ橋にも直結。ゆうやけ橋の西端は展望スペースになっていて、目を凝らせば青森市街も見えます。写真左の三角形の建物は「青森県観光物産館アスパム」。青森県内で一番高い建物 だそう。その右隣の橋は、青森駅 をまたぐ「青森ベイブリッジ」です。湯の島も目の前に見えます。カタクリの花で有名だそうで、4月には「湯の島カタクリ祭り」が行われ、島に渡ることもできます。帰り際にゆうやけ橋から見た、「東北の熱海」こと浅虫温泉の町並み。山が迫りながらも海を望むロケーションは、静岡の熱海に通ずるものがありました。