横須賀駅 よこすか JR横須賀線 神奈川県横須賀市(Open in Google Maps) 横須賀駅は「軍艦の見える駅」。ホームに降りたら、いきなり物々しい光景が目に飛び込みます。駅そのものは港と山に挟まれ、ひっそりとした佇まい。また、横浜方面から続く線路の一本は横須賀駅で途切れており、終着駅のような風情さえありました。 訪問:2015年1月 / 更新:2021年8月28日 東京駅から横須賀線で1時間20分。ホームに降りると、正面に軍艦。思わず目が覚めました。有刺鉄線越しに見えるので、物々しさもアップ。落ち着いて海を見られる雰囲気ではありません。横須賀駅のホームは1面2線ですが、うち1線(写真左)は行き止まり。残りの1線が終点の久里浜駅まで続きます。上を通るのは元町山中有料道路です。訪問当時(2015年1月)は成田エクスプレスも乗り入れていました。軍艦とのコラボ。列車が到着すると少しだけにぎわいますが、そのとき以外は静かです。ホームの端にある改札口を抜けました。広々としたスペースに、いにしえからのゆとりを感じます。横須賀駅は、実は「階段がない駅」としても有名。入口から段差なくホームまでたどり着けます。横須賀駅の現在の駅舎は、1940(昭和15)年築だそう。シンプルながら風格があります。出口へと向かうと、またしても海。こんどは塀も有刺鉄線もありません。レトロな駅舎と軍艦。横須賀駅を象徴する風景です。駅前には広々としたロータリーがありますが、人通りはまばら。商業の中心地は、1km以上離れた京急の横須賀中央駅周辺です。駅から歩いて1分足らずで、海の見える公園に到着しました。ようやくゆっくりと海が見られます。公園の名前は「ヴェルニー公園」。旧横須賀製鉄所の建設に貢献したフランス人技師ヴェルニーに由来するそう。公園からは軍艦の全体がはっきりと見えました。護衛艦「ひゅうが」のようです。古くからの軍港だけあって、しっかりと陸地に囲まれていて、波はほとんどありません。横須賀駅までは信号も踏切もないため、列車が来る直前までこの海を眺めていられます。ヴェルニー公園の先に見えるのは、商業施設「Coaska Bayside Stores」。訪問当時(2015年1月)はダイエーが運営するショッピングモールでした。そこまで行けば、京急の汐入駅がすぐそば。行きは青色の横須賀線、帰りは赤色の京急という旅も一興でしょう。