唐丹駅 とうに 三陸鉄道リアス線 岩手県釜石市(Open in Google Maps) 震災から5年、三陸の海の見える駅を訪ねました。三陸鉄道リアス線の唐丹駅では、震災時に津波が高架にあるホームにまで達しました。その3年後に南リアス線は全線で復旧し、それからさらに2年が経ちますが、駅周辺には未だ空き地が目立ち、目の前の国道を多くのダンプカーが行き交う現状があります。 盛岡駅から快速列車と普通列車を乗り継いで約2時間半。本数は2〜3時間に1本。無人駅。 訪問:2016年2月 / 更新:2016年3月7日 唐丹駅のホームから見える唐丹湾。リアス式海岸のため小さな湾がたくさんあり、この南リアス線沿いはほぼ1駅ごとに湾があるような地形です。真新しい線路と駅前広場。駅前には震災復旧工事のためのダンプカーなど、多くのトラックが止まって休憩をしていました。目の前の国道45号も常にトラックが行き交う状態でした。ホームの足元には東日本大震災の津波による浸水高が記録されていました。もちろんここは地平ではなく、住宅の2階ほどはあろうという高さです。沿岸の国道45号には至るところに「過去の津波浸水区間」の表示がありました。駅の外に出てみます。海側と山側に出口があり、こちらは海側の様子。駅前には商店がありました。唐丹駅は集落からも少し離れた場所にあるため、ここは貴重なお店です。山側の出口から見た様子。駅前には空き地が広がっていました。2〜3時間に1本の列車がやってきました。1両編成のかわいいディーゼルカーです。