徳山駅 とくやま 山陽新幹線 山口県周南市(Open in Google Maps) 徳山駅は日本でも数少ない、海の見える新幹線の駅。ホームのガラス越しには、瀬戸内海の青。徳山下松港が近く、ホームからも船が行き交う様子を眺めていられます。旅に出るとき、帰路につくとき。海を見ながら新幹線を待つ時間は、きっといろいろな想いを掻き立てることでしょう。 訪問:2016年10月 / 更新:2020年8月10日 徳山駅の新幹線ホームは、港を望む特等席。一般的に、新幹線は在来線より山側を走ることも多い中、この眺望は類を見ません。眺望を意識したのか、海側だけ足元までガラス張りの造り。徳山下松港と、瀬戸内海の仙島と黒髪島、大津島が正面に見えます。徳山下松港は大きな港だけあって、あまたの船が行き交います。無機質な街と多島美のギャップが、他にはない景色です。駅の西側には巨大なコンビナートが広がるのも、また非日常的。徳山駅には、一部の「のぞみ」「さくら」も停車。こだまと合わせて、1時間に2〜4本ほどの頻度です。一方、停まらない「のぞみ」や「みずほ」などは猛スピードで中線を通過。海を見ながら、新幹線を待つ。待合室で待つよりも、旅人にはきっといろんな思いが巡るはずです。海側のホームに渡ってきました。ガラス越しに街の景色を見てみます。徳山駅から海岸まではわずか200mほど。正面は徳山駅前のフェリーターミナルです。徳山湾の 大津島行き、大分県の 竹田津港行き のフェリーが出ています。港には、大小さまざまな船が停泊していました。海側にある、徳山駅のみなと口。ガラス張りのコンコースからも、ちらりと海が見えました。ちなみに、在来線ホームからは海はほとんど見えません。みなと口の駅前は、こじんまりとしたロータリー。それでも駅前にはホテルやマンションなどが立ち並びます。山側のみゆき口の外観(2016年10月撮影)。訪問時は駅舎のリニューアル工事中でしたが、2018年2月に、図書館を併設したおしゃれな駅舎「徳山駅前賑わい交流施設」が完成しています。みゆき口の駅前。こちらが徳山駅の表玄関といった風格。広々としたみゆき通りが駅前から街を貫きます。