千葉駅から普通列車を乗り継いで約2時間。房総半島のほぼ南端にある館山駅から見えたのは、異国情緒にあふれる景色でした。南欧風の橋上駅舎の瀟洒な窓越しには、まっすぐ伸びるワシントンヤシの並木道と、鮮やかな東京湾の青。小さなバルコニーもあり、まるで海を見るためのような造りです。
館山駅
たてやま

- 房総半島のほぼ南端に位置する館山駅。降りるやいなや、1999(平成11)年に建てられた駅舎から異国情緒が。
- 周囲の新しい家々もオレンジ色の瓦と白壁で統一されていますが、区画整理をきっかけに南欧風の街づくりをした のだそう。
- ホームを歩いていると、駅の西口から海までまっすぐ伸びる「夕映え通り」の先に、鮮やかな海の青が見えました。通りもワシントンヤシ並木で景観が整備され、東京湾沿いとは思えない南国感です。
- 橋上駅舎に上がると、瀟洒な窓枠越しにも海。
- この地点でも海は見えますが、アングルを変えたらもっと見えそうな期待感が湧きます。
- 臨時の特急列車も発着する館山駅。有人駅でコンビニもちゃんとあります。自動改札も並ぶ天井の高い改札口を抜けると…
- 自由通路の正面の大きな窓越しに、やはり海が見えました。
- 通路の窓と夕映え通りが海までほぼ一直線になった、見事な見通し。運よく船も通り過ぎていきました。
- 近づいてみると、2フロア分ほどはありそうな、非常に背の高い窓でした。おかげで通路にも陽光が降り注ぎます。
- その隣にはなんとバルコニーの入口。2020年の訪問当時は6:00〜18:30に開放されていました。西向きのため、夕暮れもきっと素晴らしいことでしょう。
- バルコニーは人とすれ違うのがやっとの狭さ。それでも自由にこの景色を見られるバルコニーが設けられたのはありがたいことです。
- 目線を下ろせば、西口のロータリー。ポピーも咲いて華々しいですが、商店やレストランはあまり多くない印象です。
- バルコニーから改めて見た東京湾。道路の突き当たりには 北条海岸 の砂浜が広がります。正面には約70km離れた伊豆半島が見えました。さらに、空気が澄んだ日には北西に富士山も見えます。
- 西口の駅前から見た駅舎。先ほど海を見下ろしたのは一番左の縦長の窓です。
- 入口にはモザイクタイルの駅名板。なかなか凝っています。
- 最後に反対の東口へ。こちらには昔ながらの街並みがあり、土産物屋なども見えました。時間があれば街を散策してみても面白そうです。














