多くのウサギが暮らすことで有名な大久野島。その玄関口がここ忠海駅です。ウサギが迎える駅名標越しには、大久野島とフェリーの姿。跨線橋に上がると瀬戸内海の多島美を一望、港まで歩くと水鏡のような美しい海面。島に渡る前から、心躍る風景が迎えてくれます。
忠海駅
ただのうみ
- 三原駅から呉線の普通列車で約20分の忠海駅。工場群と港町に挟まれた無人駅です。
- 工場の間から、瀬戸内海がちらり。奥に見える島は、ウサギで有名な無人島・大久野島 と、愛媛県今治市の大三島。
- 忠海駅も駅名標でウサギ推し。そのウサギが棲む大久野島までは2kmちょっと。島の桟橋もはっきりと見えました。
- 跨線橋にもウサギの写真。
- 屋根のない跨線橋に上がれば、開放的な瀬戸内海ビュー。
- フェリーや客船の発着する忠海港を一望できます。写真正面に見えるのは、レモンの生産量日本一を誇る 生口島 です。
- 忠海港と大久野島を往復するピンク色の客船が入港。船を間近に見られると、ぐっと旅情が高まります。
- 広行きの列車が到着。
- ゴールデンウィークの夕方に差し掛かる時間とあって、大久野島を訪れたと思しき観光客が多く乗り込んでいきました。ここから広島駅までは2時間強の道のりです。
- ホームの三原寄りに行くと、再び海が見えました。
- ちょうどフェリーと客船が行き交うところでした。
- 遠くには瀬戸内海ならではの折り重なる島々の稜線と、大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋。
- せっかく港が近いので、最後に歩いて忠海港へ向かいます。駅の正面で街並みが迎えてくれました。
- 忠海駅の駅舎は、無人駅としてはかなり立派。「ふれあいステーションただのうみ」という福祉施設が併設され、その広々とした多目的ホールが待合室代わりに開放されていました。
- 駅前には旅館やカフェなど小さなお店が密集している様子。無人駅の駅前にありがちな物寂しさはありません。
- 駅から歩いて3分ほどで忠海港が見えました。こちらは港の一番奥にある船溜まり。水鏡に映る古い街並みと表情豊かな山並みを前に、思わず足を止めました。
- 呉線の線路を越えるとすぐ、船乗り場に到着。澄んで穏やかな海面が印象的でした。
- 島々の陰影がくっきりと際立つ、夕暮れ時の瀬戸内海。島に行かずとも美しい海の情景にお腹いっぱいになりました。