須波駅 すなみ JR呉線 広島県三原市(Open in Google Maps) 小さな島々が前後に重なり合うさまは、まるで山脈の稜線のよう。瀬戸内には海の見える駅がたくさんありますが、降り立つ駅それぞれで、まったく景色が違うから面白いものです。駅から歩いて1時間の「筆影山」に登れば、島々をさらに見渡せます。 三原駅から8分、広島駅から呉線経由で約2時間。本数は1時間に1〜2本。無人駅。 訪問:2013年3月 / 更新:2016年7月10日 降り立つやいなや、うっすらと瀬戸内海が見えました。須波駅の近くには、小佐木島や佐木島などいくつもの島々が、瀬戸を挟んで浮かんでいます。静かでありながら、寂しさを感じさせない、生活感のある景色。須波駅の裏側には、標高311mの 筆影山 があります(写真左奥)。駅から歩くと約1時間かかりますが、山頂からは瀬戸内海を島々の連なりとともに一望できるそうです。筆影山を背に、列車がゆっくりと去って行きました。使われていないホームと線路。ホームから斜面を少し下ると、駅舎に到着。正面に見える海へと歩いてみます。振り返ると、木造駅舎の瓦屋根が、葉を付ける前の山肌に馴染んでいました。駅前を下った海沿いには、小さな港があります。一隻の船が目の前をゆっくりと通り過ぎて行きました。