神戸市の中心街、三ノ宮から通勤電車に揺られて15分。都市風景の流れる車窓にいきなりビーチが現れると、そこはもう須磨駅です。駅のすぐ南側は、年間20万人以上が利用する須磨海水浴場。駅の出口はもはや、非日常への入口でした。
須磨駅
すま
- 須磨駅のホーム。この写真だと、よくある都市圏の駅なのですが…
- ちょっと引いて見ると、隣には砂浜と青い海。都市部で砂浜に隣接した駅は、他に類を見ません。
- なにせ、通勤電車からホームに降りた途端、この眺望なのです。時刻表の密度と眺望のギャップに戸惑いすら覚えます。
- 駅から見て、線路と細い道路を挟んだ先に広がるのが、全長1.8kmの須磨海水浴場。年間20万人以上が利用する、関西でも指折りの人気海水浴場です。須磨駅はその西端にあたります。
- ホームの姫路寄りには屋根がなく、より開放的。階段からも遠いため、人もあまりいません。
- 目の前は大阪湾だけあって、行き交う船はあまた。
- 船だけでなく列車もひっきりなしに行き交います。須磨駅には、普通列車に加え、快速も停車。日中の大阪方面の本数はなんと毎時12本です(うち4本は須磨駅始発)。
- 銀色の列車が到着するたびに視界を覆われ、去るたびに別世界を見る。その繰り返し。
- 列車が去った後の数分間が唯一、海からの風をじっくり感じられる瞬間です。
- 階段を上がり、駅を出てみます。
- 橋上駅舎にある改札口。海を思わせる床がお出迎え。駅舎内にはコンビニに加え、惣菜屋 もありました。
- 海水浴場側の南口は、駅を出る前から一面真っ青。最高の待ち合わせ場所でしょう。
- 南側から見た須磨駅の駅舎。隣に ハンバーガーショップ と 須磨海苔の直売所 はありますが、コンビニやその他商店はありません。100mほど東には、線路とビーチの間に住宅地があります。
- 駅舎の外には、海水浴場隣接ならではの「足洗い場」。足湯のある駅よりも珍しいかもしれません。
- 階段にも丁寧に「ここで足元の砂を落としてください」。
- こんどは反対の北口へ。大きな階段が口を開けていました。目の前はロータリーです。
- 北口から伸びる道の正面には、山陽電鉄の山陽須磨駅。周囲にはチェーン店が立ち並び、背後の山には住宅がみっちり。南口の閑散ぶりが嘘のようです。
- 1.5kmほど離れた鉢伏山にある 須磨浦山上遊園 から見た、須磨駅の周辺。写真右上は神戸空港です。
- 写真中央が須磨駅で、左にあるもう一つの駅が山陽須磨駅。
- 大阪方面から街を駆け抜けたきた列車は、須磨駅を出ると、隣の塩屋駅まで海沿いをひたすら快走します。山陽本線のハイライトです。