ホームの背後には、集落越しに日本海の水平線とくっきりとした夕日。日没とともに5時間半ぶりの列車が到着すると、地元の方がぱらぱらと降りていきました。「登山口」という駅名から想像される山深いイメージとは対象的に、海が近く開放的で生活感ある駅でした。
白神岳登山口駅
しらかみだけとざんぐち
- どうしても日没に合わせて訪れたかった、白神岳登山口駅。訪れたい時間に列車がなく、近くを通るバスもないため、深浦駅からタクシーで駆けつけ、日没のぎりぎり直前に到着。
- 線路の海側から駅に入ると、正面には柵のない線路が現れます。右手が待合室で、左手がホームです。
- 振り返れば、生活感あふれる集落越しの海。
- 海にかけて、大間越街道沿いにそこそこ大きな集落が広がる駅前。近くには小さな商店、簡易郵便局に加え、山側には登山者向けの「白神山荘」があります。それでもこのとき、山側を通る国道101号に車が通る以外に、人の気配はほとんどありませんでした。
- 今にも沈みそうな夕日の寂寥感。
- 誰もいない趣たっぷりのホームにも上がります。
- ホームの背後にも夕日。くっきりとしたその姿を、日本海の水平線とともに収めることができました。
- 五能線で夕日の美しい駅といえば 驫木駅 が有名ですが、辺りに人家のないそちらとはまた違った風情。
- 日没とほぼ同時に、5時間半ぶりの深浦行きの列車が到着。地元の方が降りていきました。初春で登山シーズンではないこともあってか、駅名から想像される登山客の姿はありません。
- そしてまた、誰もいなくなったホーム。
- 家々や街灯にも明かりが灯り始めました。
- 線路の先、南の方角にも海が見えます。右手には、ホームから離れてぽつりと置かれた待合室。さらに駅と外の境目にも柵がないため、畑の中に待合室が置かれたような、不思議な絵面です。
- 無人駅のため、設備も最小限な待合室。帰りの列車、19:29発(当時)深浦行きの終電をしばしここで待つとします。
- 待合室からもちらりと海が見えました。
- 待合室には白神岳への地図も。駅の側から山頂への登山道が伸びていますが、「白神岳登山口駅」という駅名になったのは、実は 2000年のこと だそうです。