鮫駅 さめ JR八戸線 青森県八戸市(Open in Google Maps) 八戸駅で新幹線を降り、ディーゼルカーに揺られることおよそ20分。八戸市街の外れにある鮫という珍しい名前の町で、港を見渡せる駅を見つけました。目の前には魚市場もあります。この地域はちょうど、南北およそ600kmに渡る三陸海岸の北端。八戸線は鮫駅を出ると、いよいよ起伏に富んだ三陸の海岸線を進んでいきます。 八戸駅から約20分。本数は八戸方面が1時間に1本、久慈方面が1〜3時間に1本。みどりの窓口のある有人駅。 訪問:2016年2月 / 更新:2016年4月8日 八戸駅からわずか20分の場所にある鮫駅。八戸市街の外れにあり、八戸方面から来る列車の半分程度がここ鮫駅止まりです。ホームは3つあります。ホームから見える八戸港。駅名は正真正銘「さめ」です。柔らかい字体が動物的な語感と相まって、可愛らしいさが倍増しています。港ということもあり、海岸までは少し距離があります。跨線橋に上がれば、さらに見渡しは良くなります。駅舎の待合室に入ると、窓越しにも海が見えました。出落ち感の高い駅前。訪れた際、駅舎の周りには足場が組まれていましたが、群青色の屋根が青空に映えていました。振り返れば、住宅や商店が建ち並んでいます。鮫駅から徒歩15分程度の場所には、ウミネコの繁殖地として有名な、天然記念物の「蕪島」があります。こちらはその蕪島を描いたと思われる駅前の壁画。また、4月〜11月頃には鮫駅前から2駅先にある種差海岸まで、海沿いを走るバスが運行されています。三陸北端の観光はここから始まります。