険しいリアス式海岸で有名な三陸海岸。しかし、陸中八木駅のすぐそばにあるのは、波静かで広々とした港と、弧を描く砂浜です。屋根のないホームと相まって、開放感は抜群。海の青はもちろん、空の青まで視界いっぱいに楽しめる駅でした。
陸中八木駅
りくちゅうやぎ
- 陸中八木駅が見えました。すぐ背後に広がるのは 八木港 と太平洋。
- 駅前では三陸浜街道沿いに、古くからありそうな商店が立ち並んでいます。しかし、人も車通りもまばら。いたって静かでした。
- 広い敷地にぽつりと佇む駅舎は、震災前の2008(平成20)年に建てられたもの。駅にも津波の被害こそあったものの(参考)駅舎の流出は免れ、2012(平成24)年3月の営業再開に合わせて改装されたようです。
- 無人駅ゆえ改札はありません。ホームの先にある、八木港の赤い灯台が景色のよいアクセント。
- 陸中八木駅には、広々としたホームが2つ。険しいリアス式海岸で有名な三陸海岸にありながら、辺りには弧を描く緩やかな海岸線が続きます。
- 思わず空を見上げたくなる開放感。屋根も架線もないおかげです。ただ、現在は海側に柵が設けられているようです(参考)。
- 駅の海抜は約6m。海面が近く、穏やかな波模様もくっきりと見えました。
- 駅舎内の待合室からもこの眺望。
- こんどは海側のホームへ。久慈寄りにある構内踏切を渡って行きます。
- 写真左の駅舎側には八戸方面、右の海側には久慈方面の列車がやってきます。
- 駅舎のほうを振り向くと、こんもりとした小さな山。線路沿いこそ海抜は低いですが、陸には高台が続いています。
- 山側のホームからは見えませんでしたが、海とホームの間にはもうひとつの線路、そして道路がありました。目線の先には砂浜も。行ってみたかったのですが、そろそろ列車の時間です。
- 何時間ぶりかの、八戸行き列車が到着。列車は青森県へと向けて、三陸海岸を北上します。