ポートターミナル駅 ぽーとたーみなる ポートライナー 兵庫県神戸市中央区(Open in Google Maps) 無人運転の列車を降りると、そこは360度ガラスに囲まれた無機質なホーム。ガラスの先には、神戸港とその街並みが広がります。そして、眼下には一面の海。物静かな雰囲気と相まって、まるで海上の要塞にひとり取り残されたかのよう。三宮からたった2駅の場所にあるとは思えない、都会の異空間です。 三宮駅から5分。本数は1時間に12本(休日の日中)。 訪問:2017年5月 / 更新:2018年4月15日 神戸港を見渡す、ポートターミナル駅のホーム。新交通システムの駅のため、ガラス張りのホームドアで覆われています。中心街の三宮からわずか5分、神戸空港からも14分の場所にありながら、1日あたりの乗客数はわずか 300人強 だそう。実際、滞在中も人とほとんどすれ違いませんでした。それでも、列車はだいたい2〜5分おきに到着します。ホームから東のポートターミナル側を望む。ポートターミナル駅は、神戸港の「新港第四突堤」という突堤のほぼ先端にあるため、どこを見渡しても海が視界に入ります。この日は、朝もやが幻想的でした。ホームから西を望む。すぐ隣には一般道が通ります。正面に停まる船は、隣の突堤に接岸する 宮崎カーフェリー です。メリケンパークやポートタワーもすぐそばに見えます。ホームから北の三宮方面を望む。階段を降り、駅の外に出てみます。それにしても、本当に人の姿がありません。改札口はいたって普通の駅。壁面の丸みを帯びた窓が、船をいささか想像させます。ポートターミナル駅の駅前。すぐ左側がターミナルビル、真上を通るのがポートライナーの線路です。ポートライナーはこの先、真っ赤なポートピア大橋を越え、人工島のポートアイランドへと渡ります。駅の周辺にはターミナルビル以外の施設がほとんどなく、普段は閑散としています。しかし、ポートターミナルは国内屈指の海の玄関口。大型客船の入港時には、想像もつかないほどの賑わいを見せるようです(動画)。