親不知駅 おやしらず えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧JR北陸本線) 新潟県糸魚川市(Open in Google Maps) 北アルプスをずっと北に行き、日本海にぶつかったところがここ、新潟県の親不知(おやしらず)です。山脈の北端がそのまま海に突き出たような断崖絶壁が続き、北陸道最大の難所としても知られています。北陸本線の親不知駅も海沿いの崖っぷちに位置し、目の前には日本海が広がります。しかし、並行する国道8号と北陸自動車道が線路よりも海側、まさに海上を通るため、何とも異様な光景です。 富山駅から普通列車で約1時間。本数は1時間に約1本。無人駅。 訪問:2012年8月 / 更新:2015年6月8日 高台のホームからは水平線も見えますが、視界は広くはありません。海の上を走る道路が目の前に2つも。手前が国道8号、奥が北陸自動車道です。陸側は険しい山のため、道路を通す余裕がなかったようです。ホームは狭くて真っ直ぐ。ベンチもなく、たまに特急列車なども通過するため、落ち着いて海を眺めるのは難しいかも。都市部でもないのに無機質な眺望。富山行きの列車が静かに去って行きました。次の列車は1時間後です。線路を渡った先にある駅舎の中は、ホームとは打って変わって広々。入口越しにも辛うじて海が見えました。駅前も静かで、道が一本通るのみ。駅から見える範囲に郵便局があります。しかし、商店らしきものは見当たりませんでした。郵便局の先には、海へと続く細い道があります。海への道中には駅を見下ろすポイントも。浜に辿り着いて眼に入るのが、砂ではなく大きな石の転がる海岸に、太いコンクリートの橋脚。不思議な光景でした。