青海川駅 おうみがわ JR信越本線 新潟県柏崎市(Open in Google Maps) 柏崎駅から普通列車でわずか2駅。列車を降りるやいなや、波音と青色に全身が包まれました。ここ青海川駅は日本海に最も近い駅。隣は海水浴場の狭い浜で、日本海の白波がホームにも届きそうな勢いで迫ります。ホームからの眺望もさることながら、駅を取り囲む崖の上から見下ろす日本海もまた格別。「徒歩0分の景勝地」ながら、ぜひ歩いて楽しみたい駅です。 長岡駅から普通列車で約50分。本数は1〜2時間に1本。無人駅。 訪問:2012年8月、2017年4月 / 更新:2018年7月17日 列車を降り立つと、隣は青海川海水浴場の砂利浜。これほど日本海に近い駅は他にありません。(2012年8月)ホームから見た日本海。ひたすらに続く水平線。(2012年8月)跨線橋からの眺め。駅の南側(写真左)は崖で、その上には国道8号線が通っています。(2012年8月)(2012年8月)観光列車「越乃Shu*Kura」の運行に合わせて設置された看板(写真右)。降りて景色が楽しめるよう、同列車も数分〜20分程度停車します。(2017年4月)真新しい待合室は、2007年の中越沖地震後に建て替えられたもの。中越沖地震では青海川駅も土砂崩れの被害に遭いました。(2012年8月)待合室には駅ノートが。心温まります。(2012年8月)待合室は正面から見ると、特徴的な形でした。駅を出て、ぐるっと散策してみます。(2012年8月)青海川駅の裏にある、柏崎さけのふるさと公園 と米山大橋。下を流れるのはサケの遡上で有名な谷根(たんね)川。サケは11月〜12月頃に見られるそうです。(2017年4月)駅前の道を米山大橋の下まで歩いたところで見つけた看板。ちなみに、日本海に限らなければ、海に至近の駅は他にも複数あります(大三東駅、梅津寺駅、海芝浦駅、新芝浦駅、池の浦シーサイド駅、北舟岡駅)。(2017年4月)さらに斜面を歩き、米山大橋の東側の袂に到着。ちょうど「越乃Shu*Kura」もやってきました。標高およそ50mから見下ろす日本海はまさに絶景です。(2017年4月)都会的な銀色の列車でさえ、画になる美しさ。ちょうど西向きのため、夕暮れ時も素敵なことでしょう。(2017年4月)ここから旧北国街道の「六割坂」を降りていきます。青海川駅周辺は急峻な地形ながら遊歩道があり、何より眺望も素晴らしいので、歩き甲斐があります。ちなみに、このそばには「日本海フィッシャーマンズケープ」があり、食事や宿泊もできます。(2017年4月)六割坂は急な九十九折。かつての旅人たちも、きっとこの景色を見ていたのでしょう。(2017年4月)線路をいつの間にか越え、行き着いたのは青海川海水浴場。谷根川の河口もここにあります。このまま線路沿いを少し歩けば、青海川駅前に戻れます。(2017年4月)今度は、青海川駅のすぐ脇にある細い坂を登り、谷の西側へ。道中には海を望む花壇がありました。(2017年4月)そしてこの比類なき開放感。こちらの道は青海川駅と平行に登っていくため、ホームと水平線を正面から同時に見下ろせる貴重なポイントもあります。(2017年4月)日本海の白波がホームめがけて容赦なく迫る様子が、手に取るように見えました。波の静かな内湾や運河沿いの駅にはない光景です。(2017年4月)米山大橋の西側の袂に到着。いま登ってきた坂道も旧北国街道でした。(2017年4月)(2017年4月)坂を登りきった先には「酒の新茶屋」という地酒の専門店があります。この日はちょうど桜まつりが開かれていたので、ひと休み。(2017年4月)最後は満開の桜とともに。足の疲れも忘れるほどの、数々の絶景に巡り会えました。(2017年4月)