野蒜駅

のびる

2015年に石巻湾の見える高台で再スタートを切った、野蒜駅。かつての駅は眼下の平地にありました。一帯には家々や林が広がっていましたが、震災で3mを超す津波に襲われ、今や面影はほとんどありません。そんな中、三角屋根の旧野蒜駅は何とか形を留め、震災遺構として残されています。役目を変えながらも残る旧駅舎。そして高台から見下ろす新駅舎。それぞれが街の復興を見守っているかのようでした。