二木島駅 にぎしま JR紀勢本線 三重県熊野市(Open in Google Maps) ここは三重県、紀伊半島東部の二木島駅。ホームから見下ろす二木島湾は、近づけば底が見えるほど透き通っています。駅を取り囲むのは漁師町の集落。地元のおばあちゃん曰く、かつては若者も多く、祭りもしばしば行われて賑わっていたそうです。 名古屋駅から特急と普通列車で約3時間半。本数は1〜3時間に1本程度。無人駅。 訪問:2012年9月 / 更新:2015年11月22日 三方を山に囲まれている二木島の集落。右上に紀伊半島の海岸線を通る国道、311号線の橋が見えます。海岸線が入り組んでいて、山間に浮かぶ湖のようです。駅の山側にも集落は続きます。奥に見える白い建物は中学校です。駅舎に描かれた、かわいらしい大漁旗。駅舎の中で見つけた「二木島の磯 案内図」。漁師町であることを思わされます。なぜか自転車が止められていました。こじんまりとした二木島の駅舎。福祉バスは駅前に止まっていますが、隣の新鹿駅や熊野市駅を結ぶ路線バス(潮風かほる熊野古道線)のバス停は、駅前の坂を下りた先にあります。駅前には小さな漁港もあります。人影はありませんでした。港ながら海水は澄んでいて、底が透けて見えるほど。昭和と言っても区別がつかないような景色。急峻な斜面に家が所狭しと立ち並んでいます。斜面の上から二木島駅を俯瞰。こうして見ると、右上の二木島駅がやや高台にあるのがわかります。ホームと平行に、山側からも駅と海を見下ろせます。駅が景色に溶け込んでいます。駅に戻る途中にも、古い建物に遭遇。駅は正面の坂道か、この脇にある階段を登った上にあります。積石が整然と並んでいます。駅舎の中で、しばし次の列車を待ちます。その間、待合室にいた一人のおばあさんと雑談。かつての二木島の活気があった様子を懐かしそうに語ってくれました。