三浦海岸駅 みうらかいがん 京急久里浜線 神奈川県三浦市(Open in Google Maps) 京急線の赤い電車に揺られ、都心から1時間ちょっと。終点の三崎口駅のひとつ手前にあるのが、三浦海岸駅です。広々とした高架のホームに降り立てば、東京湾と房総半島の稜線が遠くに見えました。2月から3月には、駅前で満開の河津桜がお出迎え。一足早い春に出会える、海の見える駅です。 訪問:2022年5月(一部2014年2月・2019年2月) / 更新:2024年2月12日 河津桜で有名な三浦海岸駅周辺。2月から3月には、駅前や線路沿いが鮮やかなピンクで彩られます。普段は水色の駅名標も、この時期は春仕様のピンク色に。(2014年2月撮影。最近のもの とは異なります)水色をベースにした三浦海岸駅の駅舎。2018年に改装されました。高架のホームは明らかに広々とした造り。かつて海水浴客が多く訪れていた頃の名残と思われます。東を向くと、駅前の小さなお店や家々と…屋根越しの東京湾と房総半島が見えました。猫耳のような双耳峰をもつのは、標高349mの富山(とみさん)。ホームの品川寄りまで歩くと、さらに視界が開けます。電線こそ目に入りますが、東京湾に浮かぶ船や房総半島の稜線まで見通せる眺望はなかなか開放的です。南東向きなので、日の出の時間帯もきっと美しいでしょう。背景に海があるだけで、どこを切り取っても絵になります。海は遠くに感じますが、砂浜の広がる海岸までは400mほど。なお、海とは反対の山側には緑。駅のすぐ隣の空き地には大型マンションの建設が予定されています。青や緑の爽やかな色に囲まれたホームに滑り込むのは、真っ赤な列車。三浦市の玄関口となる駅だけあって、列車が行き交うたびに多くの人が乗り降りしていきました。ホームから見た駅前。商店やマンションが立ち並びます。河津桜の景色には、ホームからピンクの絨毯を見下ろせます。(2019年2月)改札を抜けて、駅前を見てみます。コスパが高いと有名な「みさきまぐろきっぷ」の暖簾が目立ちます。駅前の高架下にあったのは、京急のキャラクター「けいきゅん」が電車の中から顔を出すという、ちょっとシュールな顔出しパネル。列車の行き先はちゃんと三浦海岸行き。そして山側にはスーパーや農産物直売所、大きなバスロータリー。マグロで有名な三崎港方面のバスも出ています。中でも「海35系統」は、海沿いから野菜畑の丘を抜ける風光明媚な車窓で、海好きには非常におすすめです(参考動画)。