空が少しずつ赤みを帯びてきた、日の出前。黒松駅のホームからは、赤い屋根が連なる集落と、荒々しい日本海の白波がくっきりと見えました。波に惹かれるように家々の隙間を抜けて海岸に出ると、見渡す限りの美しい砂浜。駅では見えなかった巨大な風車が回る姿も、圧巻でした。
黒松駅
くろまつ
- 日の出前の、朝6時過ぎ。始発列車で黒松駅に下車。
- ホームの正面には、石見地方の名産、赤い石州瓦をまとった家々と日本海。海岸まで300m近く離れていますが、白波もくっきりと見えます。
- 段々と空が明るんできました。左右に丘がせり出しているため、大パノラマとはいきません。
- ホームはかなりの長さ。屋根はなく、待合室があるのみ。
- ホームをずっと歩いた後、大田市寄りから見た景色。写真左の瀟洒な建物は、1929(昭和4)年に建てられた、旧黒松郵便局 だそうです。
- 駅前にも建物はありますが、商店などはなさそうです。早朝だったこともあり、人の気配もまるでなし。
- 駅の裏には畑があり、その向こうを国道9号線が通ります。
- 黒松駅の入口。かつては 駅舎 があったようですが、今は看板だけが目印です。
- 次の列車まで時間があるので、駅前から細い階段を降りて、海まで歩いてみます。
- 振り返ると、趣ある小道でした。
- 家々の隙間を抜けて、海岸へ到着。黒松海水浴場のきれいな砂浜が広がっています。空もすっかり青色に。
- 人の気配がすると思ったら、サーファーの方たちでした。ホームからも見えたこの白波は、確かにサーフィン日和かもしれません。
- 海岸線の先には「江津東ウィンドファーム風力発電所」の風車がずらり。白波と相まって、かなりの迫力です。
- 黒松の海岸から2.5kmほど南西にある大島。鳥居が見える通り、大島神社という神社があります。毎年7月に 例大祭 が開かれ、黒松海岸から船を出して神輿を運ぶそうです。
- 波の音だけが轟々と響く海岸。最高に清々しい朝になりました。