小内海駅 こうちうみ JR日南線 宮崎県宮崎市(Open in Google Maps) 駅舎も看板もなく、ひっそりとした小内海駅。でも、見下ろせば青々とした太平洋。見上げればぴんと伸びたシュロの木が3本。そして、階段には真っ赤なサンゴシトウの花と、南国情緒は十分に漂います。なお、駅のすぐ向かいには海鮮料理屋があるため、焼き魚の香りも同時に漂ってくるのでした。 *2021年9月の台風による土砂崩れでホームが流出し、その後再建されました。記載の情報と写真は2016年9月の訪問当時のものです。 宮崎駅から普通列車で約40分。本数は1〜2時間に1本。無人駅。 訪問:2016年9月 / 更新:2022年2月27日 小内海駅は、ホームが1つだけの小さな無人駅。駅舎もなく、3本のシュロの木がシンボルのように天高く伸びています。駅の背後には太平洋が広がります。ちなみに、隣の 伊比井駅 からも海が見えます。ホームの宮崎寄りの先端まで行くと、それなりに視界が広がります。列車はここまで止まらないため、足元は手入れされておらず、蔦だらけでした。振り返ってもこの通り、植物に侵食されています。生い茂る緑の隙間から海がちらり。待合室もない小内海駅ですが、駅ノートはちゃんと雨に濡れない場所に置かれていました。小内海駅唯一の出入り口である、急な階段。正面には国道220号線があり、車もしばしば行き交います。駅前には宮崎駅〜飫肥駅周辺を結ぶ 宮崎交通 のバス停があります。サンゴシトウの花も元気に育っていました。右手が小内海駅ですが、看板が全く出ていないため、その存在に気づかない人も多そうです。国道を挟んだ向かいに建つのが、海鮮料理のお店「日南水産」。辺りには焼き魚の香りが充満していました。昼時にはお店の前まで人があふれる盛況ぶり。もちろん車で訪れる人ばかりでした。駅にときたま列車が着いても、人の姿はほとんど見えないのでした。