小長井駅は、海と雲仙岳を同時に見られる貴重な駅です。線路を挟んだすぐ向こうは、遠浅の諫早湾。何も遮るものなしに雲仙岳の雄姿を拝めます。そのふもとはちょうど、島原鉄道の海の見える駅、古部駅 のある辺り。それぞれの駅に降り、異なる諫早湾の情景を楽しむ旅も面白そうです。
小長井駅
こながい
- 線路の隣は諫早湾というロケーション。訪れた時間はちょうど干潮。遠浅の海には、はるか先まで干潟が広がっていました。
- 諫早湾の対岸には、島原半島と雲仙岳。ふもとはちょうど、島原鉄道の 古部駅 の近辺です。
- 雲仙岳の最高峰は標高1,483mの平成新山。長崎県の最高峰でもあります。
- 長崎本線は福岡と長崎を結ぶ大動脈。特急「かもめ」がしばしば通過していきます。一方、小長井駅に停まる普通列車は1日に7〜9本のみ。周囲には商店や住宅が点在するロケーションですが、列車での訪れにくさには驚きです。
- ホームからはほぼ180度の大パノラマ。
- 諫早湾の湾口の先に、有明海。そして有明海の対岸にある熊本県もうっすらと見えました。
- 内湾の有明海からさらに奥まった諫早湾。波はじつに穏やかでした。
- 時刻は17時をまわり、夕暮れが近づきます。
- ホームと駅舎を結ぶ跨線橋は、諫早湾を見下ろす展望台でした。
- 小長井駅の駅舎は洋館のような佇まい。駅名を示す看板の代わりに「ハートフルこながい」という愛称が刻まれていました。駅前を通る国道207号線には 長崎県営バス のバス停もあり、バスで諫早駅に向かうことが可能。本数も1時間に1〜2本 と、列車よりはるかに多いです。
- 無人駅のため改札はありませんが、自動券売機はありました。
- 駅舎の窓から海を望みつつ、列車待ちもできます。
- ホームにもベンチがありますが、残念ながら海に背を向けています。
- 海と、雲仙岳と、夕焼け。のんびりと眺めていたい景色ですが、日没前にもうひと駅、隣の長里駅を目指します。