こどもの国駅 こどものくに 名鉄蒲郡線 愛知県西尾市(Open in Google Maps) 一度ホームに降りれば、真っ赤な列車と、真っ青な空、そして海との対比が目に焼き付きます。ここは駅名の通り、「愛知こどもの国」というレジャー施設の最寄り駅。しかし、駅の随所は潮風に晒され錆びついたまま。ファミリーに媚びる姿勢をまるで感じさせない潔さが、むしろ旅情を掻き立ててくれました。 豊橋駅から約40分、名鉄名古屋から約1時間半。本数は1時間に2本。無人駅。 訪問:2015年8月 / 更新:2016年8月1日 谷に掛かる高架橋にある、こどもの国駅。街を見下ろすホームからは、家々の向こうに三河湾が見えます。ホームに少しだけ設けられた屋根は錆び付いていて、なんだか頼りありません。蒲郡方面を望む。吉良吉田方面を望む。写真右の丘の上に、愛知こどもの国があります。駅の下を通る道路は、車通りも人影もまばらでした。階段を降りて駅前広場にやって来ましたが、空き地のようなスペースが広がるのみです。こどもの国駅の駅舎。庇は真夏でもただ骨組みが残るだけでした。波模様の三角屋根が、この駅のチャームポイント。遠くで踏切の音が聞こえると間もなく、帰りの列車がやって来ました。結局誰一人すれ違わないまま、駅を後にしました。