秋田駅から3駅。なのに、普通列車はほとんど通過。停まる列車は1日7本。ここは「日本一、列車で訪れにくい海の見える駅」かもしれません。駅もびっくりするほど簡素ですが、なんとか工夫して訪れたあかつきには、日本海ビューが待っています。
桂根駅
かつらね
- 集落のバス通りから駅へと続く道に曲がると、日本海が見えました。
- バス停から5分ほど歩いて、桂根駅に到着。途中に案内表示は一切なく、駅自体も存在感をまったく感じさせません。
- 秋田駅から3駅目にありながら、ほとんどの普通列車が通過するため、列車の本数は上下合わせて1日にわずか7本。
- 列車が来た!かと思いきや、あっけなく通過。
- 駅の設備も、屋根のないホームが1つあるだけという、最低限のもの。反対の海側にもホームがありましたが、訪れる1か月前に撤去されてしまいました。
- 設備がこんなにも簡素なのは、桂根駅がもともと駅ではなく信号所だったため。国鉄民営化に合わせて駅へと昇格 しました。
- 正面に見えるのは日本海。距離はそこそこありますが、波の荒々しさは十分伝わってきます。ほぼ西向きなので、こんどは夕焼けの時間帯に訪れたいものです。手前の道は国道7号線。車もしばしば行き交います。
- 駅から北西を向くと、遠くに男鹿半島が見えました。
- 国道9号線沿いにはコンビニもあり、列車の本数の割に不便さはありません。
- 駅前は一本道で、辺りには民家や畑が点在します。列車がしばらく来ないので、やむなくまたバスで帰ることに。
- 羽越本線は日本海側の大動脈だけあって、貨物列車や特急も通過していきます。
- 最寄りのバス停にもなかなかバスが来ないので、15分ほど歩き、より本数の多い 浜田回転地バス停 へ。隣の新屋駅(西部サービスセンターバス停)へと抜けます。道中、海水浴場へと続く道がありました。
- また、コンビニそばの 桂浜海水浴場前バス停(羽後交通)からは秋田駅・羽後本荘駅方面に直接向かうバスも出ています。どうしても列車で行けない場合でも、意外になんとかなりそうです。