堀内駅 ほりない 三陸鉄道リアス線 岩手県下閉伊郡普代村(Open in Google Maps) もしかしたら、「袖が浜駅」という名前の方が有名かもしれません。ここ堀内駅はNHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」でしばしば登場した駅の一つ。ロケに使われるだけあって、眼下には漁港と視界いっぱいの太平洋。海岸線の険しい三陸で、ここまで視界の開けた駅は他にありません。ちなみに、ホームにはドラマ中の架空の駅名「袖が浜駅」にちなんだ駅名標がこっそりと置かれています。 八戸駅から八戸線経由で約2時間半。本数は1〜2時間に1本。無人駅。 訪問:2016年2月 / 更新:2017年1月19日 1つ隣の 野田玉川駅 で日の出を見た後、ここ堀内駅へ。ディーゼルカーを降りると、この眺望です。曇り空なのが少し残念。ただ、この後晴れます。駅の正面には堀内漁港が見えます。列車が去った後のホームは静か。無人駅なので、人の気配はもちろんありません。ホームは少しカーブしており、その先の宮古方面にはトンネルがあります。「あまちゃん」ではユイがこのトンネルに向かって「アイドルになりたい!」と叫びました。駅の外に出ることにします。崖を登る階段と降りる階段があり、こちらは降りる方。線路をくぐり、漁港方面に抜けることができます。ガード下から海を望む。今度は駅から崖を登ります。崖の上には国道45号線が通っており、しばしば車が行き交います。見る限り、商店などはなさそうです。国道沿いからは、駅と漁港を一度に見ろすことができます。列車がやってくると、実に画になります。奥に見えるのは、野田湾の対岸にある半島のように突き出た地域。夫婦岩などがある小袖海岸は、この半島の裏にあります。駅に戻ると、少しずつ雲が取れてきました。海抜20mを超える高さにあるため、視界を遮るものがほとんどありません。そして30分も経たないうちに、辺りはすっかり快晴に。空の広さが気持ちいいです。しばし列車待ち。待合室の中からでも海と港は目の前です。次の列車が到着。ホームに置かれている「袖が浜駅」の駅名標とともに。あくまで「あまちゃん」の中での駅名ですが、その佇まいには何の違和感もありませんでした。