肥後長浜駅 ひごながはま JR三角線 熊本県宇土市(Open in Google Maps) 熊本駅と、天草の玄関口である三角駅を結ぶ、JR三角線。その途中にある肥後長浜駅は、有明海の見える小さな無人駅です。1両編成の小さなディーゼルカーを降りれば、正面は日本有数の遠浅といわれる長浜海岸。春から初夏にかけて潮干狩りも楽しめるほか、海の中に電柱が立ち並ぶ「長部田海床路」も近くにあります。 熊本駅から普通列車で30分。本数は1時間に1本〜2時間に1本。無人駅。 訪問:2016年11月 / 更新:2017年7月2日 ホームから出口へと続く道の先に、青い海がちらり。漁業が盛んな有明海では、多くの船が行き交います。熊本港と長崎県の島原外港を結ぶ、高速船の「熊本フェリー」も見えました。かつては駅舎があったようですが…今はただ、待合室があるだけ。ホームは、普段やってくる1〜2両編成の短い列車では持て余す長さ。駅の出口は家と家の間。昔の写真 を拝見する限り、ここはかつてガレージだったようです。駅前には国道57号線が通り、産交バスの 長浜駅前バス停 もあります。また、旅館 や釣り具店などが建ち並びます。コンビニも近いので安心。目の前の長浜海岸は、潮干狩り も楽しめる遠浅。およそ3km東には、海中に電線が立ち並ぶ「長部田海床路 があります。ちなみに、有明海の干満差は最大およそ6mと日本一(参考)。西側には消波ブロックが続いています。駅に戻ってみると、入口には看板一つありませんでした。信号名にも記載はなく、ここに駅があるとは誰も気づかないはず。コスモスが揺れる秋のホームに、熊本行きの列車が静かにやってきました。