波田須駅 はだす JR紀勢本線 三重県熊野市(Open in Google Maps) 紀伊半島をぐるっと取り囲む紀勢本線。カーブの続く険しい線路をディーゼルカーにしばらく揺られ、ふと降りれば眼下には実りの季節が広がっていました。棚田の美しいこの波田須の土地は、中国の古人・徐福の伝説があったり、熊野古道があったりと歴史にも富んでいます。 名古屋駅から特急と普通列車で約3時間半。本数は2時間に1本。無人駅。 訪問:2012年9月 / 更新:2014年10月14日 波田須駅はトンネルの間にあり、海がなければ山間の駅のよう。秋晴れの下、2時間に1本の列車がやってきました。駅のすぐ下には稲刈りの最中の田んぼ。海との対比が鮮やかです。駅前の看板。紀元前、中国の古人・徐福が日本に上陸した際に降り立ったのがここ波田須だと言われているそうです。出口の一つ。案内もないので、どこに出るかは登ってみないとわかりません。駅から国道に出るには、集落の小道を抜けなければなりません。国道までは上り坂。振り返る度、思わず立ち止まってしまうような景色が広がります。国道には1日3本のバスが走っていて、近隣の駅に行くことができます。列車がしばらくなかったので、バスで隣の新鹿駅まで行くことに。