府屋駅

ふや

新潟県最北端の府屋駅に到着したのは、日の入りを迎えて間もなくのこと。目の前に見えたのは、刻々と色を変える空と、ぼんやりと霞んでいく水平線。ホームは日本海から流れる潮騒に包まれていました。実は旧市街地にあり、特急も停まる府屋駅。しかし、忙しなさや閉塞感は微塵もありません。そんな空間で一日を終えるひとときは、なんとも贅沢なものでした。