越後寒川駅 えちごかんがわ JR羽越本線 新潟県村上市(Open in Google Maps) 背の低い草木の向こうには、広大な日本海。視界いっぱいの水平線に、平たく横たわる粟島のシルエットだけが、うっすらと浮かびます。ここ越後寒川駅は、秋田県と新潟県の日本海沿いを走る、羽越本線の無人駅。小さな集落の外れにあり、人の姿といえば、ときたま通りかかる地元の方だけ。耳をすませば、轟々ととした波風の音に包まれます。 新潟駅から普通列車で約2時間。本数は1日8本。無人駅。 訪問:2016年3月、2017年4月 / 更新:2017年10月7日 夕暮れ時に2両編成のディーゼルカーに揺られて、越後寒川駅へ。降り立つやいなや、日本海の水平線が出迎えてくれました。(2016年3月)広大なホームにはほとんど屋根もなく、とても開放的。(2016年3月)ぽつりと佇む、海側のホームの待合室。窓越しにも海が見えます。(2016年3月)海が背景にあると、跨線橋の下の無機質な空間も絵になります。(2016年3月)跨線橋に上れば、海をさらに広々と眺めることができます。下を通る国道345号線もようやく見えました。(2016年3月)天気がよければ、およそ20km先にある粟島もくっきりと見えます。(2016年3月)秋田と新潟を結ぶ特急「いなほ」が颯爽と通過していきます。越後寒川駅にはもちろん停まりません。(2016年3月)跨線橋を降り、駅舎の中へ。意識したのか、パノラマビューの窓からは海と夕日がばっちりと見えました 。寒い日はここから眺めるのも乙でしょう。(2016年3月)かわいらしい小さな駅舎。(2016年3月)越後寒川駅は寒川の集落の外れにあり、集落へと続く一本道が駅前を通ります。陸側には険しい山が続きますが、ときおり澄んだ空気が吹き降りるのが心地よいです。(2016年3月)いよいよ粟島の向こうに夕日が沈んでいきます。(2016年3月)(2016年3月)広々とした駅前の空き地は、空を広く映します。(2017年4月)(2017年4月)日の暮れた後、集落を抜けて海岸へ。そこは人の気配がほとんどない暗闇。かすかに見える日本海の白波が、その波音を一層引き立てていました。(2017年4月)