新鹿駅 あたしか JR紀勢本線 三重県熊野市(Open in Google Maps) 紀伊半島の入り組んだ湾の奥にひっそりと佇む新鹿駅。そのホームの景色の隙間から、青く透き通る海面が姿を見せました。ホームの看板によれば、ここから見えるのは「日本一きれいな海水浴場」という新鹿海水浴場だそう。駅に留まるのもほどほどに、自然と足が海岸へと向かいます。ちなみに、両隣の 波田須駅、二木島駅 ともに海の見える駅です。リアス式海岸にあるため、駅ごとにまったく異なる景色が広がります。 名古屋駅から約4時間。本数は2〜3時間に1本。無人駅。 訪問:2012年9月 / 更新:2016年4月30日 紀勢本線は列車の本数が少ないため、この日は隣の海の見える駅、波田須駅の近くからバス(熊野市自主運行バス・潮風かほる熊野古道線)でやって来ました。ゆるやかにカーブしたホーム。次の列車まではしばらく時間があり、人の気配はありませんでした。ホームを歩くと、東にきついカーブを描く新鹿湾と砂浜が見えました。この名所案内の看板によると、ここから見えるのは新鹿海水浴場のようです。しかも「日本一きれいな海水浴場」とのこと(日本一の所以はその後調べましたが、確認できていません)。ホームの先端まで行くと、また少し海が見えました。そして、振り返れば山が壁のようにそびえ立っています。せっかくなので、海水浴場の方へと歩くことにしました。広い待合室に戻っても、誰もいませんでした。駅前の広場には桜の木が建っていました。その隙間からも青い海がちらり。新鹿駅の駅舎は、白く横に長い平屋建てです。駅舎の庇の下には、自転車とシルバーカーが停められていました。新鹿駅から海岸へは、集落の細い道を縫うようにして下っていきます。歩き始めて間もなく、海岸に到着。ところどころ工事中だったり、天気が曇りだったこともあってか、日本一の綺麗さを体感できるシチュエーションではありませんでしたが、海の色は確かに青く、澄んでいました。別のタイミングに、列車の中から新鹿海水浴場を見ることができました。晴れると、海はさらに青さを、砂浜はさらに白さを増し、素敵なコントラストを見せてくれます。