甫嶺駅

ほれい

薄暮のホームを照らす、列車のヘッドライト。明かりの向こうには、穏やかな越喜来湾と再建の進む防潮堤がありました。3.11ではこの海岸にも津波が押し寄せましたが、三陸鉄道の築堤が防潮堤の役割を果たし、山側の家々を守ったのだそう。列車のドアが開くと、学生さんがひとり降りていきました。「三鉄」は今でもこの地域に住む人の大切な足になっています。

東北新幹線新花巻駅から釜石線と三陸鉄道リアス線で約2時間半。本数は1〜3時間に1本。無人駅。